サッシ修理の費用相場は1万〜3万円!自分で直す方法やゴムパッキン交換・アルミサッシの補修手順を徹底解説

サッシ修理の費用相場は1万〜3万円!自分で直す方法やゴムパッキン交換・アルミサッシの補修手順を徹底解説

サッシの動きが悪くなったり、すきま風が入ったりしてお困りではないでしょうか。サッシの修理費用はいくらですかという疑問に対しては、戸車やパッキンなどの部品交換であれば1万〜3万円、アルミサッシ全体の交換となれば5万〜20万円程度が一般的な目安となります。また、サッシの補修はできますかという声も多く聞かれますが、軽度な不具合であれば、自分で補修することも十分に可能です。サッシのゴムパッキンの交換方法は、古いものを引き抜き、新しいものをローラーで押し込む手順で行います。アルミサッシの交換費用はいくらですかという点については、既存の枠を残すカバー工法で10万〜20万円程度が相場です。

本記事では、サッシ修理にかかる費用相場や、ゴムパッキン・戸車の交換方法、業者に依頼すべき症状の違いについて詳しく解説します。窓の不調を放置すると防犯性や断熱性の低下を招くため、早めの対処をおすすめします。日々の生活を快適に保つためにも、サッシの仕組みや適切なメンテナンス方法を深く理解しておきましょう。窓周りのトラブルを未然に防ぐ知識を身につけることで、長期的な維持費用の削減にもつながります。

サッシ修理が必要となる主な症状と原因

サッシに不具合が生じると、日常生活にさまざまな支障をきたします。まずは、どのような症状が起きやすいのか、その原因とともに確認していきましょう。窓のトラブルは突然起こるものではなく、日々の使用による経年劣化が蓄積して表面化するケースがほとんどです。特に屋外の過酷な環境にさらされているサッシは、紫外線や雨風の影響を直接受けるため、定期的な点検が欠かせません。

窓の開け閉めが重い・引っかかる

窓を開閉する際に重く感じたり、途中で引っかかったりする症状は、サッシの下部についている「戸車」の劣化が主な原因です。長年の使用で戸車のローラー部分がすり減ったり、レールに溜まった砂ぼこりや髪の毛が絡まったりすると、スムーズに動かなくなります。特に重量のあるペアガラスや防音ガラスを使用している窓では、戸車にかかる負担が大きいため、劣化の進行も早まる傾向にあります。樹脂製の戸車は摩耗しやすく、金属製の戸車はサビによる回転不良を起こしやすいという特徴を持っています。無理に開け閉めを続けると、戸車が完全に破損するだけでなく、レールそのものを削って傷つけてしまう恐れがあるため、早めの点検が欠かせません。レールが変形してしまうと、戸車を交換してもスムーズな動きを取り戻せず、サッシ枠全体の交換が必要になる事態に発展することも考えられます。

すきま風が入る・ガタつきが生じる

窓をしっかりと閉めているのにすきま風を感じる、あるいは風が吹くとサッシがガタガタと鳴る場合、気密性を保つためのゴムパッキンやモヘア(起毛状の部品)が劣化していると考えられます。これらの部品は紫外線や温度変化の影響を受けて徐々に硬化し、弾力を失うとガラスとサッシ、あるいはサッシと窓枠の間の隙間を埋めきれなくなります。また、建物の経年劣化による窓枠の歪みが原因となることも少なくありません。木造住宅などでは、地震や地盤のわずかな沈下によって建物全体に歪みが生じ、それに伴って窓枠も変形します。その結果、サッシが正しく収まらなくなり、隙間が生まれてしまうのです。このような状態を放置すると、冷暖房の効率が著しく低下し、光熱費の増加を招く要因となります。さらに、隙間から雨水が浸入して壁内部の腐食を引き起こす危険も伴います。

鍵(クレセント錠)が閉まらない

サッシの鍵であるクレセント錠がうまくかからない、あるいは固くて回らないというトラブルも頻発します。これは、サッシ自体の傾きによって鍵本体と受け金具(ストライク)の位置がズレてしまうことや、内部のバネが破損していることが原因です。クレセント錠は毎日何度も操作する部品であるため、金属疲労を起こしやすく、ある日突然レバーが動かなくなることも珍しくありません。鍵が閉まらない状態は、空き巣などの侵入を容易にしてしまうため、防犯上のリスクに直結します。また、無理に鍵をかけようとして強い力を加えると、クレセント錠の根元から折れてしまったり、窓ガラスにヒビが入ってしまったりする危険性も伴います。早急な調整や部品交換が求められる症状の一つであり、放置することは非常に危険です。

サッシの修理費用はいくらですか?

サッシの修理を検討する際、最も気になるのが費用の目安です。修理内容や交換する部品によって金額は大きく変動します。ここでは、具体的な作業内容ごとの費用相場を詳しく見ていきましょう。予算を立てる際の参考にしてください。

部品交換(戸車・鍵・パッキン)の費用相場

サッシの部品交換を専門業者に依頼した場合、部品代と作業費を含めて1万〜3万円程度が一般的な相場です。戸車やクレセント錠の交換であれば1万5千円前後、ゴムパッキンやモヘアの張り替えであれば窓のサイズに応じて2万円前後となることが多いです。特殊な形状の部品や、すでに廃盤となっているメーカーの代替品を探す場合は、部品代が割高になる傾向があります。また、複数の部品を同時に交換すると、出張費や基本作業費がまとめられてトータルでの費用が割安になることが多いです。そのため、一箇所の不具合を見つけたら、他の窓や部品にも劣化がないか併せて点検してもらうことをおすすめします。家全体の窓を一度にメンテナンスすることで、長期的な維持費を抑える効果も期待できます。

アルミサッシの交換費用はいくらですか?

部品の交換や調整では直らないほどサッシ全体が劣化している場合や、レールが大きく破損している場合は、アルミサッシ本体の交換が必要です。既存の窓枠を残して新しいサッシを被せる「カバー工法」を採用した場合、費用は10万〜20万円程度が目安となります。窓のサイズや選ぶガラスの種類(ペアガラス、防犯ガラス、断熱ガラスなど)によって金額は上下しますが、壁を壊す大がかりな工事に比べて費用と工期を大幅に抑えられます。カバー工法であれば、通常は半日から1日程度で工事が完了するため、日常生活への影響も最小限に留めることができます。騒音や粉塵の発生も少なく、近隣への配慮という点でも優れた工法です。一方、壁を切り取って窓枠ごと新設する「はつり工法」を選ぶと、外壁の補修や内装工事も必要となるため、30万〜50万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

業者に依頼する際の費用内訳

業者から提示される見積もりには、部品代や本体代のほかに、作業工賃、出張費、古い部品やサッシの廃棄費用などが含まれます。高所作業が必要な場合や、足場を組まなければならない状況、特殊なサイズの窓枠を特注する場合は追加料金が発生することも考慮しておくべきです。また、夜間や早朝の緊急対応を依頼した際には、時間外割増料金が加算されることもあります。依頼する前には必ず現地調査をしてもらい、どの項目にいくらかかるのか、詳細な見積もりを出してもらうことが大切です。不明な点があれば遠慮なく質問し、納得した上で作業を依頼することで、後々の金銭トラブルを防ぐことができます。見積書に「一式」とだけ記載されている場合は、具体的な内訳を確認するよう心がけてください。

サッシの補修はできますか?

サッシの不具合は、症状の程度によっては自分で補修することが可能です。DIYで対応できる範囲と、プロに任せるべきラインを見極める基準を解説します。無理な自己修理は状況を悪化させるリスクを伴うため、慎重な判断が求められます。自分の技術力や使用する道具を客観的に評価することが大切です。

自分で直せる症状と業者に頼むべき症状の違い

ネジの緩みを締め直す、レールを掃除する、市販の戸車やパッキンを交換するといった作業は、適切な道具と手順の知識があればDIYで補修できます。ホームセンターやインターネット通販で交換用の部品も容易に入手できるため、コストを抑えたい方には有効な手段です。一方で、サッシの枠自体が大きく歪んでいる、ガラスにヒビが入っている、2階以上の高所で作業しなければならないといった状況は、専門業者に依頼すべきです。特にガラスの取り扱いは危険を伴い、万が一割れてしまうと大怪我につながる恐れがあります。また、建物の構造的な問題が絡んでいる場合は、表面的な部品交換だけでは根本的な解決に至らないため、プロの診断を仰ぐのが賢明です。自己判断で無理な修理を進めると、かえって修理費用が高くつく結果を招くことも考えられます。

アルミサッシのへこみや傷の補修方法

アルミサッシの表面についた浅い傷や小さなへこみであれば、市販のアルミ用補修パテやタッチアップペンを使って目立たなくすることができます。まず、傷の周囲の汚れや油分を中性洗剤できれいに拭き取り、しっかりと乾燥させます。次に、パテを傷口に少し盛り上がる程度に埋め込み、硬化するまで待ちます。パテが固まったら、目の細かいサンドペーパー(耐水ペーパー)を使って表面を平らに整え、周囲のサッシの色に合わせた塗料やスプレーを塗布して仕上げます。色合わせは非常に難しいため、目立たない場所で試し塗りをしてから本番の塗装を行うと失敗を防げます。ただし、深くえぐれた傷や広範囲の変形、サッシの機能に影響を及ぼすような損傷は、パテでは修復しきれないため、専門的な板金補修やサッシ枠の交換が必要です。

歪みや傾きが生じているときの対処法

サッシが傾いて隙間ができている場合、まずは戸車の高さ調整ネジを回して左右のバランスを整えてみてください。サッシの下部側面には、戸車の高さを変えるための小さな穴があり、そこにプラスドライバーを差し込んで回すことで調整できます。時計回りに回すとサッシが上がり、反時計回りに回すと下がります。この微調整だけで隙間が解消し、鍵のかかり具合も改善することが多いです。それでも直らない場合は、建物の構造的な歪みが影響している疑いがあるため、建築業者やサッシ専門の業者に点検を依頼してください。無理にサッシを削ったり、力任せに曲げようとしたりすると、取り返しのつかない破損を招く危険があります。建物の基礎や柱の傾きが原因である場合、サッシの調整だけでは根本的な解決には至りません。

サッシのゴムパッキンの交換方法は?

ガラスとサッシの隙間を埋めているゴムパッキン(ビート)にカビが生えたり、ひび割れたりした場合は、新しいものに交換することで気密性を取り戻せます。見た目も美しくなり、結露の防止にも役立ちます。定期的な交換が推奨される消耗品の一つです。

必要な道具と新しいパッキンの選び方

ゴムパッキンの交換には、マイナスドライバー、カッターナイフ、専用のローラー(網戸張り替え用などで代用可)、そして掃除用の古い歯ブラシや雑巾を用意します。新しいパッキンを購入する際は、ガラスの厚みとサッシの溝の幅に適合するサイズを選ぶことが不可欠です。サイズが合わないと、押し込めなかったり、逆に隙間ができてしまったりします。古いパッキンを少し切り取ってホームセンターに持ち込み、断面の形状や太さが同じものを選ぶと失敗を防げます。また、パッキンにはガラスの周囲をコの字型に包み込む「グレージングチャンネル」と、ガラスをサッシにはめ込んだ後に隙間に押し込む「後付けビート」があります。一般的にDIYで交換しやすいのは後付けビートのタイプです。グレージングチャンネルの交換はサッシを分解する必要があるため、難易度が高くなります。

古いゴムパッキンを取り外す手順

まず、サッシの四隅のいずれかから、マイナスドライバーを使って古いパッキンの端を引っ張り出します。端が浮いたら、手でゆっくりと引っ張ってサッシ全体からパッキンを剥がしていきます。長年使用したパッキンは硬化して途中で千切れやすくなっているため、慎重に作業を進めてください。無理に引っ張るとガラスに負担がかかるため、少しずつ剥がすのがコツです。パッキンをすべて取り外すと、サッシの溝には長年の砂ぼこりやカビ、結露による汚れが大量に溜まっています。この汚れを残したまま新しいパッキンを入れると、密着性が悪くなるため、古い歯ブラシや濡れ雑巾を使って溝の中を徹底的にきれいに掃除しておきましょう。水分が残らないよう、最後に乾拭きをしておくこともポイントです。清潔な状態にすることで、新しいパッキンの寿命も延びます。

新しいゴムパッキンを押し込むコツ

溝の掃除が終わったら、新しいパッキンを溝に沿って押し込んでいきます。角の部分はパッキンを切らずに、少し余裕を持たせて直角に折り曲げるように押し込むと、隙間ができずきれいに仕上がります。指の力だけで押し込むのが難しい場合は、専用のローラーを使って均等に圧力をかけるとスムーズに収まります。ローラーを転がす際は、ガラスを傷つけないよう力加減に注意してください。サッシを一周したら、最後は数ミリ長めにカットして、両端を突き合わせるように隙間なく押し込んで完成です。長めにカットすることで、ゴムが収縮した際にも隙間が開きにくくなります。作業後は、窓を開閉してパッキンが浮き上がってこないか、しっかりと密着しているかを確認してください。

サッシの戸車を交換して動きを改善する手順

窓の開閉が重いときは、戸車の交換が最も効果的です。正しい手順で交換すれば、驚くほどスムーズに動くようになります。日々のストレスを軽減するためにも、ぜひ挑戦してみてください。適切な部品選びが成功の鍵を握ります。

戸車の種類とサイズの確認方法

戸車には、サッシのレールの形状に合わせて「丸型」や「平型」などの種類があります。レールが半円状に盛り上がっている場合は丸型、平らな場合は平型を選びます。また、サッシのメーカーや型番によって適合する戸車が異なるため、事前に確認が必要です。サッシの側面に貼られているラベルでメーカー名と型番を控え、純正品の戸車を取り寄せるのが最も確実な方法です。古いサッシで純正品が手に入らない場合は、ホームセンターなどで販売されている汎用型の「取替用戸車」を使用します。取替用戸車を選ぶ際は、サッシの溝の幅と深さを正確に測り、適合するサイズを購入してください。サイズを間違えるとサッシが枠に収まらなくなるため、ノギスなどの正確な測定器具を使用することをおすすめします。

窓枠からサッシを取り外す際の注意点

戸車を交換するには、サッシを窓枠から外す必要があります。サッシの両端をしっかりと持ち、上に持ち上げてから下部を手前に引くようにして外します。ガラスが入ったサッシは非常に重く、特に掃き出し窓などの大型サイズになると一人で持ち上げるのは困難です。落下させてガラスを割ってしまう危険を避けるため、必ず2人以上で作業を行ってください。また、サッシの上部に「外れ止め」という落下防止用の部品がついている場合は、そのままではサッシが外れません。ドライバーで外れ止めのネジを緩め、ロックを解除してから外す手順を踏む必要があります。作業中は周囲に割れやすいものを置かないよう配慮し、床には毛布や段ボールを敷いてサッシを置くスペースを確保しておきましょう。

新しい戸車の取り付けと高さ調整

サッシを安全な場所に寝かせ、下部についている古い戸車をドライバーで取り外します。長年の汚れでネジが固着している場合は、潤滑油を少し差して時間を置いてから回すと外しやすくなります。新しい戸車を同じ位置に差し込み、ネジでしっかりと固定します。取替用戸車を使用する場合は、サッシの溝にはめ込んでネジで挟み込むように固定するタイプが多いです。サッシを窓枠に戻した後は、戸車の側面にある調整ネジを回して高さを微調整し、窓が傾かずにスムーズに開閉できるか、鍵が正しくかかるかを確認してください。左右の戸車の高さを均等にすることが、スムーズな動きを実現する秘訣です。調整ネジは回しすぎると戸車が外れてしまうことがあるため、少しずつ様子を見ながら調整を進めてください。

サッシの鍵(クレセント錠)の修理と交換

クレセント錠の不具合は防犯性に直結します。グラグラしている場合や、固くて動かない場合の対処法を解説します。放置すると空き巣の標的になりやすいため、迅速な対応が求められます。日々の安全を守るための重要なメンテナンスです。

鍵がグラグラするときのネジ締め調整

クレセント錠がぐらついているときは、固定しているネジが緩んでいるだけというケースが多いです。本体の上下にある化粧カバーをスライドさせるか、細いマイナスドライバーでこじ開けて外し、中にあるプラスネジを締め直してみてください。これだけでぐらつきが解消し、しっかりと施錠できるようになります。ネジの緩みを放置すると、鍵をかけるたびに本体に余計な負荷がかかり、最終的には部品の破損を招く恐れがあります。また、鍵をかけたときに引き寄せが弱く、サッシ同士に隙間ができてしまう場合は、受け金具(ストライク)側の調整が必要です。受け金具のネジを少し緩め、位置を数ミリ奥へずらして固定し直すことで、鍵をかけた際の密着度が高まり、すきま風やガタつきの改善にもつながります。

クレセント錠本体を交換する手順

内部のバネが折れてレバーが垂れ下がってしまう場合や、金属疲労で本体が割れてしまった場合は、クレセント錠本体の交換が必要です。古いクレセント錠のネジを外して取り外しますが、このとき最大の注意点があります。サッシの内部には、ネジを留めるための「裏板」という金属片が入っています。上下のネジを同時に外してしまうと、この裏板がサッシの内部に落下してしまい、二度と取り出せなくなる危険があります。裏板が落ちてしまうと、新しいクレセント錠を固定できなくなり、サッシを分解する大がかりな修理が必要になります。これを防ぐため、上のネジを外した時点で新しい本体を少しずらして差し込み、上のネジを仮止めしてから下のネジを外すなどの工夫が求められます。新しいクレセント錠を取り付けたら、スムーズに施錠できるか、受け金具との位置関係に問題がないかを確認して作業完了です。

サッシのすきま風を防ぐモヘアの交換方法

サッシの枠や召し合わせ部分についているフサフサとした毛(モヘア)は、すきま風や虫の侵入を防ぐ重要な役割を持っています。目立たない部品ですが、快適な室内環境を保つためには欠かせません。定期的に状態をチェックする習慣をつけましょう。

モヘアの劣化サインと選び方

モヘアの毛足が短くすり減っていたり、触るとポロポロと抜け落ちたりする場合は交換のサインです。長期間の使用で毛が寝てしまい、本来のボリュームを失っている状態でも、隙間を埋める効果は期待できません。新しいモヘアを選ぶ際は、ベース部分の幅と毛足の長さがサッシの溝に合っているかを確認します。毛足が長すぎると窓の開閉が重くなり、短すぎると隙間風を防げません。古いモヘアの切れ端を持参して、同じサイズのものを選ぶのが確実です。また、溝がないサッシや、溝の形状が特殊で市販のモヘアが合わない場合は、隙間用の起毛テープとして裏面が両面テープのシールになっているタイプを活用します。これをサッシの枠に直接貼り付けることで、手軽に隙間対策を行えます。防音効果を高めたい場合は、毛足が密に詰まったタイプを選ぶと効果的です。

古いモヘアの撤去と新しいモヘアの挿入

溝に差し込まれているタイプのモヘアは、端からペンチやラジオペンチなどで掴んで引っ張ると、スルスルと引き抜くことができます。途中でちぎれてしまった場合は、マイナスドライバーなどを使って溝から掻き出してください。溝の中のゴミやホコリをきれいに掃除した後、新しいモヘアを端からスライドさせるように差し込んでいきます。途中で引っかかる場合は、マイナスドライバーなどで軽く押し込みながら進めるとスムーズです。端までしっかりと入ったら、余分な部分をハサミやカッターでカットします。シールタイプの起毛テープを使用する場合は、貼り付ける面の油分や汚れをアルコールなどで完全に拭き取り、端から少しずつ剥離紙を剥がしながら、空気が入らないように真っ直ぐに貼り付けていきます。貼り付けた後は、指でしっかりと押さえて圧着させることが長持ちさせる秘訣です。

サッシ修理を業者に依頼するメリット

DIYでの修理に不安がある場合や、確実な仕上がりを求める場合は、専門業者に依頼するのが最善の選択です。プロならではの技術と経験が、安心で快適な住環境をもたらします。自己流の修理で失敗するリスクを避けるためにも、専門家の力を借りる意義は大きいです。

確実な施工で窓の気密性・断熱性を回復

プロの業者は、サッシの歪みや部品の摩耗状態を正確に診断し、最適な修理方法を提案します。素人目には分からないわずかな傾きや、レール自体の変形なども見逃さずに対処してくれます。適切な部品選びとミリ単位の調整技術により、窓本来の気密性や断熱性をしっかりと回復させることができます。その結果、冷暖房の効率が上がり、快適な室内環境を維持することにつながります。また、防音性の向上や結露の軽減など、副次的な効果も期待できます。修理後の動作確認も徹底して行われるため、長期間にわたって安心して使い続けることができるのが大きなメリットです。専用の工具や測定機器を使用することで、DIYでは到達できない精度の高い仕上がりが約束されます。

高所作業や大型ガラスのリスクを回避

2階以上の窓や、床から天井まであるような大型の掃き出し窓は、非常に重量があり、取り外しや運搬に大きな落下のリスクが伴います。万が一ガラスを割ってしまうと、大怪我につながる恐れがあるだけでなく、周囲の家具や床を傷つけてしまう危険もあります。特にペアガラスや防犯ガラスは通常のガラスよりもはるかに重く、素人が扱うには危険すぎます。安全面を考慮すると、このような難易度の高い作業はプロに任せるのが安心です。業者は専用の道具と複数人の体制で、安全かつ迅速に作業を完了させます。また、作業中に予期せぬトラブルが発生した場合でも、豊富な経験に基づいた適切な対応が可能です。怪我のリスクや失敗した際の再修理の手間を考えれば、最初から専門業者に依頼する方が結果的にコストパフォーマンスが高くなることも多いです。

サッシを長持ちさせる日常のメンテナンス

修理や交換を行った後は、日頃のお手入れでサッシを良い状態に保つことが大切です。少しの心がけで、部品の寿命を大幅に延ばすことができます。大がかりな修理を避けるためにも、日常的なケアを怠らないようにしましょう。

レール部分の掃除と潤滑スプレーの活用

サッシのトラブルを防ぐ基本は、レール部分の掃除です。レールに砂ぼこりや髪の毛が溜まると、戸車に絡まって動きを悪くするだけでなく、戸車自体を破損させる原因となります。月に1回程度は掃除機でゴミを吸い取り、古歯ブラシやサッシ用のブラシで隅の汚れをかき出してください。汚れがひどい場合は、少量の水で濡らした雑巾で拭き取ります。動きが少し重く感じたら、シリコン系の潤滑スプレーを戸車やレールに少量吹きかけると滑りが良くなります。ただし、クレ556などの油分を含むスプレーは、一時的に滑りは良くなるものの、後からホコリや砂を吸着しやすくなり、かえって動きを悪化させる原因となるため避けるべきです。シリコンスプレーを使用した後も、余分な液を乾いた布で拭き取っておくことがポイントです。定期的な清掃と適切な潤滑が、サッシの寿命を決定づけます。

結露対策と定期的な換気

冬場に発生しやすい結露は、ゴムパッキンのカビやサッシの腐食を引き起こす大きな原因となります。アルミサッシは熱伝導率が高いため、外気の影響を受けやすく、室内の暖かい空気が触れることで大量の結露が発生します。結露を放置すると、カビの胞子が室内に飛散し、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす恐れもあります。結露を見つけたらこまめに雑巾で拭き取るか、結露防止シートや吸水テープを活用して水分が溜まらないように工夫してください。また、定期的に窓を開けて換気を行い、室内の湿度を下げてサッシ周辺の湿気を逃がすことも劣化を防ぐ有効な手段です。加湿器の過度な使用を控えたり、換気扇を回したりして、室内の湿度を適切にコントロールすることが、サッシを長持ちさせることにつながります。日々の少しの配慮が、窓周りのトラブルを未然に防ぎます。

まとめ

サッシ修理の費用相場や、自分でできる補修方法について詳しく解説しました。戸車やゴムパッキンの交換といった軽度な修理であれば、適切な道具と手順を理解することでDIYでも対応可能です。部品代だけで済むため、費用を安く抑えることができます。しかし、サッシ全体の歪みや大型窓の取り外しなど、危険を伴う作業や専門的な調整が求められる場合は、無理をせずに専門業者へ依頼することをおすすめします。プロの技術によって、確実かつ安全に窓の機能を取り戻すことができます。日頃からレールの掃除や結露対策をこまめに行い、サッシを長持ちさせて快適な住環境を保ちましょう。窓の不調を感じたら、放置せずに早めに点検とメンテナンスを行うことが、大きな出費を防ぐ鍵となります。適切なタイミングでの修理や交換が、住まい全体の寿命を延ばすことにもつながります。

西 和彦
この記事の監修者

西 和彦

ガラス修理365 代表

[sougyou_nen]よりガラス工事に従事し、実務経験20年以上。東京都大田区を拠点に出張型の窓ガラス交換・修理を手がけ、防犯ガラス・断熱(ペア)ガラス・サッシ交換まで対応。
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