機能性ガラスの特徴
防犯ガラスにも様々な特徴があります。 いわゆる「機能性ガラス」と呼ばれているものは防犯面以外にも様々な特徴を持った物がありますので、それぞれ機能性ガラスの特徴をチェックしてみるとしましょう。
- 通常のガラス
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FL3と呼ばれているのがいわゆる「普通のガラス」です。
3mmで5,500円と安さに関しては申し分ありませんが、何も機能がありません。
とりあえず「ガラス」であるだけで、強いてメリットを挙げれば外からの雨を防げる程度。 防犯性もなければ防音、UVカットもありません。 しかし、価格の安さから日本では多くの家庭のガラスがこちらを採用しています。 - ペアガラス3-6-3
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一般的に使われているペアガラスです。
厚さ12mmで13,200円とコストパフォーマンスに優れており、防犯性とUVカットに多少期待できます。
一番の特徴は断熱性能にありますので、防犯よりも断熱を考えている人にオススメです。 断熱だけあれば十分で、防犯やUVカット、安全性や防音などはあまり求めていない人向けのガラスです。 - GCハイパー60
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防犯ガラスの定番です。
27,500円という価格設定はコストパフォーマンスも抜群。
遮熱、結露防止、断熱性能はありませんがUVカットや防音機能もあります。 7.5mmの厚さで「定番」とされているだけあって、防犯に関して必要な能力を備えています。 - GCハイパー60遮熱ペア
- GCハイパー60は防犯ガラスの定番ですが、先にもお伝えしたように遮熱や断熱に関しては着たい出来ません。
しかし、こちらは遮熱性があります。 遮熱・断熱効果も期待できるので結露もある程度は防げます。
19.5mmの厚さで71,500円からで、防犯だけではなく、断熱にもこだわりたいのであればこちらが良いでしょう。 様々な機能があるのでバランスも良く「とりあえずいろいろな機能があるガラス」が欲しい人にオススメです。 - サーモペアスリム
- 8mmで30,800円のこちらなおガラスは9mmサッシに入るので使い勝手が良いガラスです。
遮熱性がとても高いだけではなく、断熱効果やUVカットも期待できます。 防犯や安全性よりも遮熱機能の高いガラスなので、防犯よりも部屋の空調を考えている人にオススメのガラスです。 - サーモペアスリム+200μフィルム
- サーモペアスリムの防犯面を今日かしたガラスです。
薄さは8mmと変わらないものの、41,800円になります。
遮熱効果の高さに加えて防犯性能もありますので、部屋の空調だけではなく、ある程度の防犯も考慮したいと考えている人向けの機能性ガラスです。 - スペーシアST
- 断熱性能が高いことから結露防止にも大きな効果が期待できる6.2mm、42,900円のガラスです。
防犯性や防音性は高くはありませんが、断熱効果が抜群なので寒冷地にお住まいの方や結露に悩まされている方にオススメの一枚です。 - 遮音ガラス30等級 ソノゲート
- こちらは遮音性に優れたガラスです。
6.72mmで27,500円。
UVカット機能もあるので音、陽射しに悩んでいる方にオススメの一枚です。 一方、断熱や遮熱には期待できませんので、純粋に音に対して手を打ちたいと思っている人向けのガラスです。
どのような需要を持っているのかを考えるべき
ガラスには様々な機能性が付与されていることが分かっていただけたのではないでしょうか。
防犯だけではなく、防音、遮熱や結露、安全など、それぞれ強みが異なるガラスが多々ありますので、ガラスを交換する際にはまずはガラスに何を期待するのかを考えましょう。
極端な話ですが、結露で悩んでいないエリアで結露に強いガラスに交換したとしても効果的ではありません。
しかし、結露に悩んでいる人が結露に強いガラスに交換することで大きな効果が期待できます。
ガラスの種類は優劣ではなく、自分自身のニーズに合致しているのかによって考えるべきです。
特に何も不満がないという方であれば、FL3でも良いのです。
ガラス交換のタイミング
ガラス交換のタイミングは少々難しいものです。
ガラスが割れたら交換するのは当たり前ですが、何となく不満があるとしても割れていないガラスを交換することに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
何となくガラスに対して「結露がひどいな」「もっと安全対策をした方が良いかもしれないな」と思ったとしても、まだまだ無事なガラスを見れば「今度でいいかな」「そのうちでいいかな」と後回しにしてしまう人が多いのも事実です。
しかし、ガラス交換はガラスが壊れてからではなく、抱えている悩みを本気で解決したいと思った時こそです。
古いイメージのままですと、ガラスを変えたところでそこまで大きな違いが出る訳ではないと考えてしまいがちですが、ガラスも進化しています。
見た目は同じに見えたとしても、ガラスの特徴はまったく変わっていますので、古いガラスでの生活に何かしらの不満を持っているのであれば、まずはお気軽に相談ください。
既に悩みを解消できるガラスが登場しているかもしれません。
ガラスの耐用年数を考える
ガラス交換のタイミングはガラスの耐用年数によっても変わってきます。
ガラスそのものは劣化するものではありませんので半永久的に使える…と思うかもしれませんが、ガラスそのものではなく、ガラスとサッシをつなぎ合わせているゴムパッキンは残念ながら劣化していきます。
特にゴムは風雨にさらされることで劣化が早まります。
窓ガラスそのものはまったく問題ないように見えてもゴムパッキンが痛んでいる可能性もあります。
またガラスそのものも見た目は何も問題が無いように見えても細かい傷がついている可能性は否定できません。
ゴムパッキン同様、ガラスも風雨に晒されているので目に見えない細かい傷があるものです。
結果、ガラスそのものの強度が落ちていることも有り得ます。
新しいガラスであれば耐えられる強風も、経年劣化していたがために強風で割れてしまう可能性もゼロではありません。
木材と比べれば劣化の速度が遅い点や、見た目では細かい傷が見えにくいので、ガラスはいつまでも大丈夫だと過信してしまう人も多いのですが、実際には目に見えない部分で劣化していますし、ゴムパッキンに関してはガラスではありませんので劣化します。
自分自身でチェックして明らかにおかしいなと思ったら交換すべきですし、気密性が悪いと感じるようなことがある時にも一度業者に相談してみると良いでしょう。
ガラス業者への相談
ガラス業者に相談したら、結局ガラス交換をしなければならないと思うかもしれませんが、我々「ガラス修理365」はお気軽な相談から可能です。
ガラスの悩みはガラスの専門家に聞いてこそです。
ガラス修理のプロだからこそ分かることは多々あります。見た目だけで分からないことも、プロの目で見ると実は問題があるケースや、逆に問題があるように見えてなんだ問題ないこともあります。
例えばガラスにウロコのような模様が見えると、「異常では」と思うかもしれませんが、こちらはアルカリが溶けているだけで特に問題ありません。
このように、プロだからこそわかることは多々あります。
改善できる悩みであれば改善方法を提案致しますし、ニーズとずれている場合には強制は致しません。どのようなガラスがあるのかを確認するだけでも大切ですし、確認することでもしかしたら抱えている悩みを改善できるかもしれないし、気付くかもしれませんので何はともあれ心配なさらずご相談頂ければと思います。



















